オンラインバックアップサービス企業のBackblazeは2019年1月22日(米国時間)、「2018 Hard Drive Reliability Stats by Manufacturer and Model」において、同社が扱っているハードディスクの故障率を発表した。10万台ほどのハードディスクのデータが紹介されている。

  • 2018年ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze提供

    2018年ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze

Backblazeは新たに東芝の14TBモデル MG07ACA14TAを1205台導入、初期の故障率が3.03%となっている。これは2018年における最も高い故障率となっているが、新たなハードディスクを導入した直後は故障率が高くなる傾向が見られるため、2019年以降の故障率がどのように推移していくのかが注目される。

それ以外ではWDCの6TBモデルであるWD60EFRXの故障率が2.15%と高く、これにSeagateの4TBモデルであるST4000DM000が2.13%で続いている。

  • 2016年〜2018年ハードディスク故障率比較 - 資料: Backblaze提供

    2016年〜2018年ハードディスク故障率比較 - 資料: Backblaze

2016年から2018年までの故障率推移を比較すると、全体としての故障率は減少傾向を示している点が注目される。また、台数が45台と少ないものの、東芝の5TBモデルであるMD04ABA400Vの故障率が2017年と2018年で0.00%と1台も故障していない点が注目される。