オンラインバックアップサービス企業のBackblazeは10月16日(米国時間)、「Backblaze Drive Stats: 2018 Hard Drive Failure Rates」において、2018年第3四半期および2013年4月からの現在までのハードディスク故障率を発表した。

2018年第3四半期はWDCの6TBモデルであるWD60EFRXが4.64%と最も高い故障率を記録したという。これにSeagateの4TBモデルであるST4000DM000が2.28%で続き、さらに同じSeagateの6TBモデルであるST6000DX000が1.86%で続いた。

2013年4月からの積算値でもWDCのWD60EFRXが4.13%で最も高い故障率を記録した。2位も2018年第3四半期と同様にSeageteの4TBモデルST4000DM000で、故障率は2.7%となっている。3位はWDCの4TBモデルであるWD40EFRXで1.93%。

  • 2018年7月1日〜2018年9月30日 ハードディスク故障率表 - 資料: オンラインバックアップサービス企業Backblaze提供

    2018年7月1日〜2018年9月30日 ハードディスク故障率表 - 資料: Backblaze

  • 2013年4月〜2018年9月 ハードディスク故障率表 - 資料: オンラインバックアップサービス企業Backblaze提供

    2013年4月〜2018年9月 ハードディスク故障率表 - 資料: Backblaze

Backblazeは2018年第3四半期にHGSTの12TBモデルであるHUH721212ALN604を79台導入した。HUH721212ALN604は1台も故障していないため故障率は0%となっているが、ほかのハードディスクと比較して稼働時間が短いためそれほど参考になる値とは言えないとしている。

また、Backblazeは8TB、10TB、12TBといった大容量ディスクは故障率が低い状況が続いていると指摘。すでにSeagateの10TBモデルであるST10000NM0086は1年以上稼働しているが、その故障率は0.48%と良好な状況にあると説明している。