グレープシティは12月3日、業務アプリケーション開発に便利なUIコントロールを多数収録したJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」の新バージョン「2018J v3」を、11月29日にリリースしたことを発表した。
販売形態は1年定額制のサブスクリプション方式で、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は、1ユーザーライセンスが12万9,600円(税込)。
今回の新バージョン「2018J v3」では、グリッドコントロール「FlexGrid」に対するグループ化操作が可能な「グループパネル」で、フィルタを適用できるようになり、複雑な条件によるデータの絞り込みが可能となった。
また、PDF生成処理が強化され、「PDF」コントロールがバックグラウンドでPDFエクスポートを実行できる「Web Workers」に対応した。これにより、処理量の多いPDFを生成してもUIがフリーズせずにファイルを生成可能となった。
さらに、入力コントロールの「ComboBox」がグループ化に対応し、リスト項目をグループ化してグループヘッダを表示できるようになったほか、「Calendar」の機能も強化され、年月カレンダーで年をクリックすると、ドロップダウンリストから年を簡単に選択可能になるなどの改良が加えられた。
ピボットテーブルを表現するOLAPの機能強化として、テーブル内の集計対象のデータを素早く、視覚的に絞り込んで簡単に表示することができるスライサーが追加された。
このほか、JavaScriptフレームワーク「Angular」の最新バージョン「V7」に対応。最新のフレームワークやライブラリとWijmoを組み合わせて利用することで、軽量/高速で保守性の高いアプリケーションを実現できるということだ。