デルとEMCジャパンは11月26日、VMware vSphereおよびVMware vSANソフトウェアをベースにしたハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)アプライアンス「Dell EMC VxRail(ヴィエックスレール)」が、SAP HANAの本番環境におけるSAPの認定を取得したことを発表した。

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VxRailは、Dell EMCおよびVMwareとの共同開発によるターンキーHCIアプライアンスで、VMware vSphereおよびVMware vSANをベースに、最新の「Dell EMC PowerEdge」サーバによる事前テスト済み、事前構成済みのソリューションを提供し、既存のVMwareツールとシームレスに統合することができるという。

また、シンプルなライフサイクル管理とスケーラビリティを実現し、あらゆるユースケースに対応するとともに多様なアプリケーションとワークロードを網羅するための、幅広いCPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク、GPUオプションを提供するとしている。

VMware vSphereの高可用性およびフォルトトレランス性と、VMware vSANソフトウェアの回復性とパフォーマンスを組み合わせを検討している企業にとって、同認定はAI(人工知能)、マシンラーニング(機会学習)、ビッグデータ、クラウドネイティブ、インメモリ、ミッションクリティカル、3Dグラフィックなどを幅広く網羅するワークロードについて、運用環境の簡素化とHCIへの設備投資の削減を可能としている。

vSAN導入企業の60%以上がSAP NetWeaverソリューションやSQL Server、Oracle、コンテナ化したビッグデータワークロードなどの基幹業務アプリケーションをHCI環境で実行されているという。加えて、今回、VxRailのSAP HANA認定により、SAP HANAのユーザーに対しても高可用性、フォルト トレランス性、運用の簡素化、TCO削減などの価値を提供できるとしている。

価格は「Dell EMC VxRail P540F」(オールフラッシュ構成)、4ノードクラスタ、SAP S/4HANAの全ランドスケープ(SAP HANA、SAP Fiori、ASCS、SolmanなどSAP S/4HANAの全コンポーネントの開発、検証、本番全環境)のインフラ向け参考構成で4300万円(税別)~。