NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、欧州のグループ会社を通じて、「イギリス ロンドン 1 データセンター」を建設し、イギリスにおけるデータセンター供給能力を2.4倍に拡大すると発表した。

このデータセンターは、NTT Comとして、イギリスに保有する8番目のデータセンターで、2019年12月にサーバルーム面積約4,000平方メートル(1,600ラック相当)の提供を開始する。今後需要に応じて、最大約24,000平方メートル(9,600ラック相当)、総電力供給容量60MWまで拡張していく予定。

  • 「イギリス ロンドン 1 データセンター」の外観イメージ

NTT Comは、約57,000平方メートルの敷地に全長212m、地上3階建てのデータセンター専用施設を需要に応じて最大3棟建設し、グローバルに展開するクラウド事業者をはじめ、今後同エリアで集積が見込まれるメディアやICTサービス事業者などのお客さまを対象にサービス提供する。

欧州のデータセンター主要市場であるFLAP(フランクフルト、ロンドン、アムステルダム、パリ)では、毎年前年比20%超の堅調な市場拡大が続いており、それらの需要の約半分はロンドンにあるという。特にICTサービス、メディア、通信業界を中心としたグローバルサービスプロバイダーの需要が市場をリードしているという。

NTT Comは、欧州では6カ国(ドイツ、イギリス、スイス、オーストリア、フランス、スペイン)でデータセンターサービスを展開しており、現在オランダにも新データセンターを建設しているという。