TISは10月5日、職種に基づく基本給・賞与、人事評価などの処遇制度が60歳以降も変わらない「65歳定年制度」を、2019年4月に導入すると発表した。
同制度では、定年退職の年齢を従来の60歳から65歳に延長し、60歳までの職種・処遇制度、手当、勤務制度などが60歳以降も適用される。社員のライフプランも考慮し、選択式定年制を導入することで、60歳、63歳での定年退職も可能となっている。
同社には現在、約60名のシニア社員(60歳以上の社員)が在籍し、今後、直近で対象となる55歳以上の社員は約300名在籍しており、数年で現在の倍以上の社員が本制度の対象となる予定だという。
同社は同制度を導入することで、中高年期の社員が長く活躍できて意欲的にその能力を発揮することができる環境を整備し、会社としても高いノウハウと能力を持つ人材に意欲的に活躍してもらうことで、企業体力の強化とさらなる成長を目指す。