Stack Overflowは9月5日(米国時間)、「Developer Salaries in 2018: Updating the Stack Overflow Salary Calculator - Stack Overflow Blog」において、プログラマーの給与調査2018年版の結果を公開した。今回はこれまでの調査で利用していた分析モデルよりも正確さが向上したことから、利用している技術や実務経験などに基づく給与予測が正確になったと説明している。

全体的に開発者は昨年よりも給与が高くなっており、さらにロンドンやサンフランシスコではその傾向が顕著だとしている。国別では、米国の給与が他の国(カナダ、フランス、ドイツ、英国)よりも高い。カナダ、英国、フランスは実務経験25年までは給与の上昇が見られるが、それ以降は給与平均が減少している。

  • 実務経験によるプログラマ国別平均給与グラフ - 資料: Stack Overflow提供

    実務経験によるプログラマ国別平均給与グラフ - 資料: Stack Overflow

さらに、米国を都市別に見ると、ニューヨーク、シアトル、サンフランシスコが他の都市よりも高い値を示している。特にサンフランシスコにおけるプログラマーの給与は他の都市と比較してかなり高額になっている。

  • 米国都市別給与分散図 - 資料: Stack Overflow提供

    米国都市別給与分散図 - 資料: Stack Overflow

職種としては、DevOpsスペシャリストの平均給与が最も高い。逆にデザイナー、QA/テストデベロッパー、ゲーム/グラフィックデベロッパー、データベースアドミニストレーター、フロントエンドデベロッパーは平均給与が低い傾向が示されている。

  • 開発者職種別平均給与グラフ - 資料: Stack Overflow提供

    開発者職種別平均給与グラフ - 資料: Stack Overflow

Stack Overflowは調査データから地理情報、学歴、実務経験、開発種別、専門的に利用している技術などを入力値として用いて、どのような因果関係があるかを分析したと説明している。Stack Overflowは世界中で多くのプログラマーに使われているQ&Aサイトのaつであり、Stack Overflowの公表するデータは一定の現状を反映したものと考えられている。