オウケイウェイヴの海外子会社であるマレーシアのOKfincは9月3日、仮想通貨コンサルティングならびにマイニング(仮想通貨の採掘)事業を展開するCloud Coin Hong Kongと業務提携契約を締結し、クラウドマイニング事業に参入すると発表した。

Cloud Coinはブロックチェーンプロジェクトならびに仮想通貨上場に関するコンサルティング事業とマイニング事業を展開する香港の企業。同社が展開するマイニング事業は、ウイグル自治区、深セン、青島など中国国内、さらにはスウェーデン国内にもマイニングファームを保有し、省電力、低コストかつ高性能な最先端のマイニングマシンを導入しており、効率的なマイニングを行っているという。

同社のマイニングファームは大手仮想通貨取引所であるHuobi(フォビ)が認定しており、マーケティングならびに技術面でのパートナーシップを結んでいる。

OKfincはCloud Coinとの業務提携により、同社が保有するマイニングファームの一部エリアの独占利用権を取得し、クラウドマイニング事業に参入する。稼働実績のあるマイニングファームにて、7nm最先端プロセス技術を用いた半導体チップを採用した高性能なマイニングマシンをマイニング希望者に提供するクラウドマイニングサービス「OKfinc mempool」を10月から開始する。

OKfinc mempoolのマイニングマシンは、ハッシュパワーが26.5~30TH/s、エネルギー消耗が1720W(代表値)、エネルギー消耗比が0.06~0.07W/G、チップがA3207 7nm ASIC、ファンが14038 FANとなる。

また、OKfincではクラウドマイニング事業参入にあたり、Huobiにて2013年~2015年にCOOを務めていたDawei Yuan氏が同事業のアドバイザーに就任し、同氏にはマイニングファーム現地でのオペレーションやマネジメントに関する支援を受ける。