Sucuriは7月26日(米国時間)、「Switching to HTTPS Before It's Too Late」において、Google ChromeがHTTPで提供されているサイトを「保護されていない通信」と表示するようになったこと、他のWebブラウザも同様の取り組みを進めていることなどに触れ、早期にHTTPからHTTPSへ移行することの重要性を指摘した。

  • HTTPで提供されているページを「保護されていない通信」と表示するようになったGoogle Chrome

    HTTPで提供されているページを「保護されていない通信」と表示するようになったGoogle Chrome

記事では、HTTPで提供されているコンテンツとHTTPSで提供されているコンテンツとでは、後者のほうがGoogle検索で上位に表示されると説明。検索エンジン最適化などの業務に携わっているマーケティング担当はこうした事実を知っておく必要があるとしている。

また、データの入力などを伴わない静的なコンテンツ配信のみを行っている場合でも、HTTPSを利用することで中間者攻撃などを回避することができるためセキュリティを強化する上でも効果があることを説明している。

HTTPSに切り替えることで、Webページの読み込み速度が遅くなるのではないかという懸念に対しては、現在では問題にならないほか、既に多くの通信がHTTPS経由で行われていると説明している。

Let's EncryptのSSL証明書は無償で取得することができることも紹介し、まだHTTPSに対応していない場合は早期にHTTPSに切り替えることが重要だとしている。