NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は7月12日、コンタクトセンターのエージェント(コール対応スタッフ)の在宅ワーク制度を7月24日より開始すると発表した。
今回の取り組みでは、NTTコム チェオのセキュアなシステムとコンタクトセンターの運営ノウハウを生かすことで、これまで個人情報保護などのセキュリティ面が課題とされてきたコンタクトセンター業務でも働き方改革を進めること、エージェントは働く時間や場所を自分のワークライフバランスを見ながら選択することが可能となっている。
NTTコム チェオが提供する在宅型コンタクトセンターソリューションは、クラウド型CTIシステムと在宅テレワークシステムとの連携により、クライアント企業の運用ポリシーに合わせたコールフロー設計やオペレータ支援、個人情報などのセキュリティ確保、エージェントの業務管理などが実現することができる。
今回は、NECPCの要望と運用方針に合わせた最適なソリューションを提供し、在宅エージェントがオフィス勤務エージェントと同様にセキュアな環境で業務を行うことが可能になった。
同社ではこれまで結婚、出産、子育てなどのライフステージの変化によって優秀なエージェントが離職してしまうという課題があったが、新制度によりこの課題が解決されることを期待しているという。
2020年まで全コールの20%を在宅エージェントによって対応できることを目標に、在宅ワーク制度の拡大を図っていく。