アプリではじめるIoTアパート経営「TATERU Apartment(タテルアパートメント)」の開発・運営を行うTATERUと、子会社のTATERU bnbは6月12日、関連会社のTRASTAとともに、AIを活用して宿泊料金設定をオートメーション化する宿泊管理システム「bnb BOOK」を共同開発すると発表した。
「bnb BOOK」は、TRASTAの開発する宿泊管理システムに、TATERUグループが開発する宿泊料金設定をオートメーション化するAIシステムを組み合わせることで、インターネット上で取引を行う旅行会社(OTA)サイトと連携した宿泊募集登録、予約管理、精算、顧客管理などの煩雑な宿泊管理業務を効率化するもの。宿泊料金設定をオートメーション化するAIシステムでは、全国の宿泊データやイベント開催情報、他国の休暇スケジュールなどの宿泊料金に関するデータを機械学習させることで、プライシングモデルを生成し、適正な宿泊料金を推定できる。
これにより、属人的に行われていた宿泊料金設定プロセスにおいて、客観性・正確性の高い宿泊料金の設定を行うことが可能になるという。また、プライシングモデルの生成においては、TATERUで開発済みの「価格推定エンジン」で使用するコアテクノロジーを転用することで、開発期間を大幅に短縮。民泊運営管理において業務効率化、コスト削減を可能にし、さらにデータ活用による適正な宿泊料金設定を行うことで、売上の最大化を目指すとしている。
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