ジェイテクトは、同社が取り組む持続的成長の柱の新領域の1つとして開発しているパワーアシストスーツ「J-PAS」の国内販売を8月より開始すると発表した。J-PASの製品コンセプトは、「Human Harmonics(人と機械の調和)」。同製品は、ジェイテクトからの直接販売および代理店販売、リースにて提供されることとなる。
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ジェイテクトのパワーアシストスーツ「J-PAS」
同製品の特徴は、まずはそのアシスト力だ。40Nmの電動アシストトルクが搭載されており、ヒトの重量作業のサポートを実現する。また「Human Harmonics」というコンセプトの通り、ヒトの動きに調和するようになっていることも特徴。リモコンによる容易な取り扱いを実現するほか、作業に応じ、トルク・スピードなどを変更することも可能となっている。
加えて、左右独立に作動するため、さまざまな幅広い作業姿勢への対応が可能であるほか、フィット感が高く着脱もしやすい、ベストが洗えるためいつでも清潔に使用できるなどといった実用性も兼ね備えている。
なお主要市場は製造現場や物流現場を想定。今後、市場のニーズや使用者の声を聞きながら、さらなる進化を図るべく、中出力タイプの製品や筐体の軽量化に向け、シリーズ化を検討していくとのこと。ジェイテクトはさらに、現場の安全やさまざま人材が活躍できる環境に貢献すべく、製造業から他の産業への展開の可能性を模索していくとしている。
