KDDIは4月26日、5G普及がもたらす新たなビジネスモデルの創出を目的に、バーチャルキャラクターとxR技術(VRやAR等)を活用したビジネスの開発を開始し、2018年5月以降、パートナー企業とともにビジネストライアルを実施すると発表した。

今後、さまざまなパートナー企業と本技術を応用したビジネストライアルを通じて、ヒトとバーチャルキャラクターがインタラクティブにコミュニケーションできる世界の実現を目指す。

これまで同社では、クリプトン・フューチャー・メディアと、ARアプリ「ミク☆さんぽ」の開発を推進してきた。今回、「ミク☆さんぽ」で培ったAR表現に加えて、周囲の物体や音声など現実世界の状況を認識・理解してバーチャルキャラクターが行動するAIを独自開発し、より自然なキャラクターとのコミュニケーションを実現するという。

  • 「ミク☆さんぽ」のイメージ

    「ミク☆さんぽ」のイメージ

なお、同プロジェクトでは、同分野の技術を有するクーガーからリアルタイム映像認識エンジンの提供、およびバーチャルキャラクターAIに関する技術協力を受けた。さらに、2018年5月より順次、バーチャルキャラクターを活用したビジネストライアルを、フィールズグループやパソナテック、長野県飯田市などとともに実施していく予定だ。