クラウドキャストは4月26日、法人向けプリペイドカードによるキャッシュレス化推進の実証実験を開始すると発表した。新しい決済の仕組み「Staple(ステイプル)カード」を順次スタートアップ・中小企業へ発行する。

同実証実験では、今まで与信審査等の関係で法人向けクレジットカードを持つことが難しかったスタートアップ・中小企業向けに法人プリペイドカード「Stapleカード」を発行し、実際に実店舗やオンライン店舗で会社経費として使用してもらう。そして、経費精算業務と組み合わせ、その有用性を検証し、キャッシュレス社会の実現を目指す。

  • 法人向けプリペイドカードの実証実験

「Stapleカード」は、これまで法人向けクレジットカードを持つことができなかった派遣社員、契約社員、アルバイトスタッフなどの非正規雇用も含めた「企業で働くすべての人」が使用できる。

「Stapleカード」を使用する企業経営・管理側のメリットととして、同社では、「正規・非正規問わず、すべての従業員への新しい決済手段の提供できること」「経費精算に関連する作業負担の軽減や振込手数料などのバックオフィス業務における直接・間接コストの大幅な削減」「電子データの利用履歴における管理面での優位性」を挙げている。

また、従業員側のメリットとしては「仮払いや経費立替を不要になること」「経費精算に関連する作業負担の軽減による業務コストの大幅な削減と生産性向上」「正規・非正規問わず、働くすべての人へのその企業に対する『所属感』『安心感』の提供、および『モチベーション』の向上効果」があるとしている。