博報堂は4月24日、国連が採択した持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)を達成するために、生活者の意志ある買い物をサポートするプログラム「EARTH MALL(アースモール)」を企業向けに提供を開始した。

SDGsに取り組むにあたり、生活者に身近な目標の1つに「持続可能な生産と消費のパターンを確保する(目標12つくる責任 つかう責任)」がある。しかし、実際に先進国の消費が、遠い途上国の社会問題や環境破壊を引き起こしていても、見えづらかったり、個人の力では解決できないと感じてしまっていたりするのが現状だという。また、MSCやFSCといった認証ラベルの存在や必要性も認知度が低いという。

「EARTH MALL」は、「買い物」を「生活者が未来を変えるアクション」と位置付け、商品の成り立ちや適量を考えた買い物を促すプログラム。

具体的には、EARTH MALLがリアル・デジタルにおける買い場での企画のプラットフォームとして機能し、それを通じて商品選定や紹介コンテンツ制作、情報発信のコンサルティングなどを行っていく。

今後、国内の国際認証に関わる組織と連携し、推奨商品の選定のサポート、認証制度の解説や生産者のストーリーを伝えるコンテンツの制作、主にインナー向けに生産と消費について学べる教育プログラムの提供などを行っていく予定。

  • SDGsの17の目標