佐賀大学とオプティムが共同で設立した、AI・IoTなどを活用した医療の共同研究を行う「メディカル・イノベーション研究所」は4月23日、眼底画像を用いた人工知能(AI)による緑内障の診断支援システムを開発したと発表した。

今回、同システムの臨床的有用性の検証のため、佐賀市内にある眼科専門医院である美川眼科医院と共同で、患者の眼底画像を使った臨床研究を開始。

臨床研究では、佐賀大学医学部付属病院と美川眼科医院に来院した500人の患者を対象として、AIを用いた緑内障のリスク評価についての診断支援結果の妥当性を検討。また、患者の個人情報保護の観点から、日常診療に用いる眼底写真を匿名化の上で解析する。