MicrosoftはWindows 10をローリングリリースモデルにしており、定期的に新機能の追加を伴うアップデートの提供を行っている。現在の最新版は2017年10月17日に公開された「Windows 10 Fall Creators Update」だ。次のアップデートのリリースは2018年4月10日頃とされていたが、まだアップデートは提供されていない。
Microsoftは春のアップデートの提供遅延の理由を明らかにしていないが、4月16日(米国時間)に公開された記事「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 17134 for Fast - Windows Experience BlogWindows Experience Blog」によれば、信頼性を損なうバグを修正するための遅延だった可能性が高いことがわかる。
このバグは高い確率でPCに異常状態を示すブルースクリーン(BSOD; Blue Screen of Death)をもたらすとしており、このバグがアップデート提供を遅延させた原因と見られる。
Microsoftは4月16日(米国時間)にWindows 10 Insider Preview Build 17134 (RS4)の提供を開始した。この開発版には1つ前のバージョンから新機能の追加などは行われておらず、バグ修正のみが取り込まれている。取り込まれているバグ修正にはKB4100375で実施された修正が含まれていると説明がある。