Microsoftは2月14日(現地日時)、自社の複合現実デバイス「Microsoft HoloLens」のレンタルを開始したことを公式ブログで発表した。HoloLensはCommercial Suiteが55万5,800円、Development Editionが33万3,800円(いずれもMicrosoft Storeによる税込み価格)と高額ため、気軽に購入することは難しい。

MicrosoftはIT機材のレンタルサービスを提供するABCOMRENTS経由で北米のユーザーを対象にHoloLensの貸し出しを開始した。短期間レンタルによる実機購入前の評価や、展示会やイベント支援に利用できる。また、Microsoftはレンタルサービスを今後数カ月間に拡大する予定があることも明らかにした。今回のレンタルサービスがパートナー経由で行われていることから、日本国内でも同様のパートナーが見つかればHoloLensのレンタルサービスが始まる可能性がある。

なお、同日からHoloLensをシンガポールおよびアラブ首長国連邦で販売することも明らかにした。これでHoloLensを購入できるのは41市場まで拡大したこととなる。

阿久津良和(Cactus)