シスコシステムズは2月13日、名古屋大学医学部附属病院が「スマートホスピタル構想」の一環として開始する医療現場のIoT化の実証研究で協力していくと発表した。

実証研究は、名大病院の医療従事者と入院患者の双方がIoTデバイスを身に着け、医療従事者の業務プロセスや患者のバイタルサイン情報(脈拍、呼吸、活動量等)を収集、記録、集約し、医療従事者の適正な人員配置や異常時対応の迅速化などを目指す。

情報収集にはシスコのネットワーク位置情報機能が活用されており、通信はセキュリティによって保護。将来的には、患者が使用中の医療デバイスをリアルタイムに遠隔監視することで、状態変化を迅速に把握、対応していくことを構想している。

また、愛知県の奥三河地区で実施する地域医療の実証実験では、在宅または介護施設等に入居する患者さんにウェアラブルデバイスをつけてもらい、バイタルサインや運動量などのデータをリアルタイムに取得する。

奥三河地区の実証実験では、地域医療連携により、IoT導入で早期の異常検知を促すとともに、患者さんの健康・安全を守ることを目指す。

名大病院とシスコは、本実証研究を通じて、院内における臨床ワークフローの最適化、業務の効率化、患者さんへの医療サービスの向上を目指すと同時に、地域医療連携モデルの早期確立、展開に向けて、さらに産官学での連携も行っていく予定だという。