National Instruments(NI)の日本法人である日本ナショナル・インスツルメンツ(日本NI)は、堅牢性の高いデータ収集用デバイス「FieldDAQ」を発表した。

  • FieldDAQ

    今回発表されたデータ収集用デバイス「FieldDAQ」 外観イメージ

同製品は、NIのデータ収集デバイスの中でもっとも堅牢性に優れたものであるといい、厳しい条件下で動作する試験装置や、雨や雪、泥などに晒される屋外の環境でも、信頼性の高いデータを正確に収集することができるとのこと。また、-40~85℃の環境でも動作でき、100gの衝撃と10gの振動に耐えられるほか、もっとも堅牢なものは防塵/防水規格であるIP67に対応している。

さらに、ソフトウェアで構成できる、カスタマイズ可能なハードウェアプラットフォームとソフトウェアプラットフォームをベースとして構築されており、オープンプラットフォームとして拡張が可能。これによりテスト技術者は、製品の設計サイクルに応じたテストを行うことができることに加え、テストにかかるコストの削減を実現することできる。

そのほか、同製品はEthernet規格の拡張版である「IEEE 802.1 TSN(Time Sensitive Networking)」に対応しており、分散型のデータ収集ノードで構成されるネットワーク全体で、高い同期性能を得ることができるとのこと。

ラインアップおよび価格は、温度入力デバイスが25万8000円~、電圧入力デバイスが40万5000円~、歪み/ブリッジ入力デバイスが55万2000円~となっている。(いずれも税別)