NECネッツエスアイは、ベンチャー企業とのオープンイノベーションによる新事業創出のためのCVC(Corporate Venture Capital )ファンド「ネッツ・イノベーション・ベンチャー有限責任事業組合」を設立、2月から運営を開始する。
運営総額は5億円、投資対象は協業可能なIoTやAI、働き方改革、サービス・BPOなどを手がける国内外のベンチャー企業。運営は、NECグループ国内唯一の金融サービス会社NECキャピタルソリューションと行う。
CVCファンドは、出資企業との協業やシナジー効果をおもな目的とする投資形態で、海外ではIntel CapitalやGoogle Ventures、Salesforce Venturesなど、イノベーションを実践する多くの企業が積極的な活動を行っている。
同社は、新たなサービスをスピード感をもって創出するには、自社内のみならず外部とのオープンイノベーションへの取り組みが近年重要になっていることを背景に挙げている。ファンドを通じて今後の中長期的な成長に向けた新事業の立ち上げ、新ソリューション投入を今まで以上に加速させるとともに、同社が持つ技術やサプライチェーンを提供することでベンチャー企業とともに発展を目指す。