日本ユニシスは12月1日、「訪日外国人旅行者が、長崎市内で周遊、飲食、買い物から決済までをスマートフォン一つで完結する日本の旅」の実証を同日から開始すると発表した。
同実証では、観光施設や公共交通、店舗などが参画するデジタル周遊パスポートを販売し、観光施設などにパスポート(スマホ画面)を見せるだけで利用できる仕組みを提供する。また、店舗においてはスマート決済が行えるよう整備を行い、さらに、サービスを利用した訪日外国人の周遊・移動・決済などのデータを地域のマーケティングなどに活用していく。
具体的には、日本ユニシスは長崎市内で、スマホアプリのみで地域の旅が楽しめる『ツーリストPASSサービス(ご当地チケット)』および、専用の決済端末(リーダー)を不要とし、かつ「支付宝(Alipay)」でも決済可能な『スマホ完結型決済サービス(ご当地カード)』を展開する。
なお、今回の実証事業は、経済産業省が目指す2020年の「おもてなしプラットフォーム」社会実装に向けた取り組みであり、日本ユニシスとしては山陰地区、熊本市に続く、3件目となる。