電通デジタルは10月17日、米DataRobot, Inc.(以下、データロボット)とパートナー契約を締結し、AI・機械学習自動化・高速化プラットフォーム「DataRobot」を活用したマーケティングソリューションの提供を開始すると発表した。

これによると、多くの企業では近年、膨大なマーケティング関連データをビジネスで利活用するニーズを抱えており、精度の高い予測モデルを短時間で自動生成し、事業への導入を高速化することができる機械学習プラットフォーム「DataRobot」も注目を集めているという。

同ソリューションでは、企業が保有するファーストパーティデータと、電通グループが保有する各種オーディエンスデータとテレビの実視聴ログデータ、購買データ等を統合したプラットフォーム「People Driven DMP」を連携し、「DataRobot」によりエンドユーザーの購買確度や購買要因などを高精度に予測。

さらに、予測結果をマーケティングオートメーションやCRM、SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)、広告プラットフォームなどのマーケティングツールへ連携することで、高度なマーケティング施策をスピーディーに実行し、「本当に必要な人に、必要な場所で、必要なタイミングで、求められるコンテンツを提供」していく。

「DataRobot」を活用したマーケティングソリューションイメージ

電通デジタルは、電通グループ内のマーケティング手法を結集・高度化した人基点の統合フレームワーク「People Driven Marketing(ピープル・ドリブン・マーケティング)」を活用したプランニングと施策開発力を活かし、今後もデータロボットとの連携を強化して、AI利活用に関するプランニング、統合データベース基盤の整備、各種マーケティングツールとの連携、さらには業務改善支援・定着化までを含めたトータルでのAIコンサルティングサービスを提供していく予定だ。