ZMPは、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の2017年モデルをリリースしたことを発表した。これに伴い、販売プランの拡充およびメンテナンスサービスの提供予定に関してもアナウンスした。
「CarriRo」は、ジョイスティックによる操作ができるドライブモード、およびビーコン(発信機)を自動追従するカルガモモードを有した、台車型物流支援ロボット。物流倉庫におけるピッキング作業や工場内の工程間搬送、駅や空港、商業施設内における館内物流など作業負荷を軽減し、省人化・効率化することを目的に、2016年8月より販売されている。
新しい2017年モデルでは、ドライブモードにおいて応答性や走行制御性能が向上し、より直感的な操作が可能となったほか、カルガモモードでは発進時のスムーズさや小回り性能の向上、追従間隔と速度の調整が行われ、より直感的かつスピーディな作業が可能にななるなど、ユーザーからの声をもとに機能および性能の強化が図られている。
また、販売プランの拡充についてもアナウンスされた。これまでは「3年リース」のみの販売プランだったが、2017年モデルのリリースにともない、新たに「5年リース」および「買取」のプランが用意され、ユーザーの要望にあわせてより柔軟に導入できるようになっている。なお、5年リースプランの概算価格は月額2万5000円(税抜)。
さらに、日立システムズと協業し、同社が有する全国約300のサービス拠点を活用したメンテナンスサービスを提供する予定だという。詳細なサービス内容については、2017年内にリリース予定だとしている。