米Talendはこのほど、クラウドおよびマルチクラウドのエンタープライズIT環境の管理に最適化されたプラットフォーム「Talend Data Fabric」の新バージョン「Talend Summer'17」のリリースを発表した。

Talend Summer'17は、Amazon Web Services(AWS)、Cloudera Altus、Google Cloud Platform、Microsoft Azure、Snowflakeといったパブリッククラウドにおいてシームレスな情報管理をサポートする。

Talend Summer'17では「Azure Storage」が利用可能に

マルチクラウドのパイプライン開発を高速化するため、ビッグデータ、クラウドデータウェアハウジング、NoSQL、メッセージングプラットフォームを含む、Azure、Cloudera、Google Cloud用の新たなコネクタを提供する。

また、クラウドへの移行を促進するため、Snowflake用に最大20倍の速度でデータ移行を実現する、最速のバルクローダーを提供。データクオリティとグラフィカルなETLツールによって、オンプレミスとクラウドのデータをSnowflakeに移行するために必要な時間を短縮する。

そのほか、Talend Summer'17は、Apache Sparkの機械学習アルゴリズムを利用して、データのマッチングとクレンジングを自動化および高速化し、スケーラビリティ、パフォーマンス、精度を向上している。

新しいアルゴリズムと機械学習の機能は、Talendの直感的なロールベースのData Stewardshipアプリケーションとシームレスに連動し、各データクオリティモデルの中で持続的改善を実現するよう設計されている。