トランスコスモスとマレーシアのフィンテック企業であるSoft Spaceは5月25日、両社はトランスコスモスがSoft Spaceに500万USドルを投資する資本・業務提携に合意したと発表した。

Soft Spaceは、mPOS(mobile point of sale)のソリューションを中心にモバイル決済サービスを提供するフィンテック企業。決済事業者などと柔軟に接続可能なクラウド型データセンターの強みを活かし、多様な決済サービスをワンプラットフォームで展開している。また、アジアで初めてクラウド型データセンター側で、クレジットカード・デビットカードの認証処理世界基準であるEMV Level2の認定を取得するなど、高いセキュリティ技術も保有している。

トランスコスモスは、広告、Webサイト、チャット、コールセンター、ECなど企業と顧客のさまざまな接点における構築・運用サービスを提供する企業。また、これらマルチチャネルで収集したコミュニケーションデータをクラウド上で統合し、最先端のAI/機械学習技術を用いて分析・活用する独自のDMP(データマネジメントプラットフォーム)サービス「transcosmos decode」の提供などを行っている。

今回の資本・業務提携に伴い、モバイル決済サービスを組み合わせたCRMソリューションを協業展開していく。具体的には、スマートフォンアプリからのオンラインデータだけでなく、オフラインの購買データも活用した、広告・クーポン配信、ロイヤルティマーケティング、チャットコミュニケーションなど効果的なオムニチャネルマーケティングやCRM活動を実現する。