パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは、中国大連市に建設を進めていた車載用リチウムイオン電池の新工場を、27日に開所したことを発表した。
このたび開所した工場は、同社が2016年2月に「大連遼無二電器」と設立した、車載電池製造の合弁会社「パナソニック オートモーティブエナジー大連」の新工場。
同社は、高性能な車載用リチウムイオン電池の需要拡大を受け、国内生産拠点での増産に加え、2017年からはアメリカでの車載電池セル生産も開始するという。
また、この工場に関して同社は、中国における当社初の車載電池セルの生産拠点になると説明している。日本・アメリカ・中国での生産体制を構築することで、車載電池のグローバル競争力を強化を図るということだ。
なお、敷地面積は約17万平方メートル、建屋面積は約8万平方メートル、生産品目は環境対応車向けの角形リチウムイオン電池、生産開始は2017年度。