ジャパンディスプレイ(JDI)は3月17日、同社の車載用液晶ディスプレイの最大生産拠点である鳥取工場における液晶パネル生産能力を2017年11月に増強する予定であること、ならびに先進的液晶モジュールの試作・開発を目的とした自動組み立てラインを2018年4月に設置する予定であることを明らかにした。
今回の能力増強は、今後も成長が続くことが期待される自動車向けディスプレイの需要増加に対応することを目的に実施されるもの。具体的には、今回の投資により鳥取工場の液晶パネル生産ラインの生産能力は従来比で12%向上する見通しのほか、液晶モジュールの自動組み立てラインも設置することで、新製品開発の効率化を高め、多様化する自動車分野からのニーズに対応を図ることを目指すとしている。
なお同社では、今回の投資などにより車載分野でのシェアを伸ばし、2021年度には、2016年度比で約3倍となる売り上げを目指すとしている。