ビッグバンは12月5日、国土交通省国土技術政策総合研究所が標準化した「LandXML1.2に準じた3次元設計データ交換標準(案)」および「同運用ガイド(案)」に対応したLandXMLデータの編集ソフトウェア「iLEX Series『Bigvan LandXML Editor』」の販売を開始した。

iLEX Series「Bigvan LandXML Editor」

「LandXML1.2に準じた3次元設計データ交換標準(案)」は、道路事業・河川事業の設計用CADや線形計算ソフトの 3次元データ形式を標準化し、CIMで利用されるソフトまたは情報化施工で利用されるTS出来形管理、点群データを利用した出来形管理、MC・MGソフトウェアに利活用するもの。

iLEX Series「Bigvan LandXML Editor」は、道路設計ソフトウェアから出力される3次元設計データ(XMLファイル)や2次元図面データ、座標SIMAデータなどを読込み、横断データの確認、追加、および編集を可能とする。最終的に3次元設計データを3次元ビューアで目視確認し、2次元設計図書や線形計算書などと照合して、電子納品としての3次元データ交換標準(案)に則った3次元設計データ(XMLファイル)を出力する。具体的な特長としては、LandXMLデータを3Dで高速に表示できるほか、横断形状編集機能、平面・縦断・横断の数値データの確認および線形の2D表示、3D形状の画像出力、2点間距離・座標の計測などが挙げられる。

ビッグバンは「新シリーズのiLEX Seriesをi-Constructionの主力製品と位置づけ、今後も強化・拡張していきます。 また国・民間を問わず引き続き業務・システムの効率化・合理化を図る提案を続けていきます」とコメントしている。