オートデスクはこのほど、3Dプリンティングにおける素材選択、プリント方法のシミュレーション、データの最適化、マシン制御などを行うソフトウェア「Netfabb」に、マルチヘッド3Dプリント機能などを追加したと発表した。

今回新機能として追加されたマルチヘッド3Dプリント機能は、複数の押出成形プリント・ヘッドを搭載したプリンタを使用して、単一の部品を印刷する制御技術で、これにより印刷のスピードと精度が向上する。

また、積層造形における造形時の変形をシミュレーションできる機能も追加。金属積層造形では、造形工程の予測が難しく、修正作業にコストがかかるが、同機能により修正作業を減らせるとする。なお、Netfabbのシミュレーション機能はローカルコンピューターのソルバーで提供されているが、2016年11月30日から2017年1月15日まで、Nettfabbのサブスクリプション契約者向けにクラウドベースの新しいソルバーオプションの無償提供が試験的に行われる予定だ。