Microsoftは11月16日(米国時間)、「Announcing SQL Server on Linux public preview, first preview of next release of SQL Server|SQL Server Blog」において、SQL Serverの次期リリースへ向けた最初のパブリックプレビュー版を公開したと伝えた。このバージョンから初めてLinux版が提供されるようになる。現在のところ、Red Hat Enterprise Linux版とUbuntu Linux版が用意されており、SUSE Linux Enterprise Server版は今後提供が開始される見通し
次期SQL Serverはインメモリの最適化技術が適用されたことで、パフォーマンスが著しく向上している点も注目される。読み込みで最大100倍、書き込みで最大30倍の高速化が実現したとされている。そのほか、新機能の追加や機能拡張の実施などが行われている。
次期SQL ServerはDockerをサポートしており、仮想環境での利用も想定されている。Microsoftとしては自社のクラウドプラットフォームであるMicrosoft AzureでDockerインスタンスを大量に動作させるといった用途も視野に入れていると見られ、仮想化プラットフォームとしての重要さの引き上げを狙っていると考えられる。