ドイツに本社を置くイグスは10月13日、3Dプリンタ用フィラメントとして耐薬品性を備えた「イグリデュール C210」を発表した。
同社は、一般的な3Dプリンタ用フィラメントと比較して最大50倍の摩耗耐性を備えたトライボフィラメントを提供。今回発表した「イグリデュール C210」はこのトライボフィラメントの1種で、耐摩耗性に加えて優れた耐薬品性を有している。市販のFDM方式3Dプリンタで使用可能。
「イグリデュール C210」を用いることで、試作品および小ロットの生産でも、刺激の強い洗浄剤に接触する用途など、幅広いニーズに対応可能となり、イグスは医薬品や食品分野に適しているとしている。