Varnish Cacheプロジェクトは9月15日(フランス時間)、「Varnish Cache 5.0 - Varnish HTTP Cache」において、Varnish Cacheの最新版となる「Varnish Cache 5.0」のリリースを伝えた。Varnish Cacheは動作の高速性に定評のあるHTTPリバースプロキシサーバで、既存のプロクシサーバと比較して動作が軽量高速という特徴がある。
「Varnish Cache 5.0」の主な変更点は次のとおり。
- VCLを複数のVCLに分けて利用する機能を追加。分類はVCLラベルで実施し、ドメインや仮想ホスト、または特定のIPレンジに対して特定のVCLを適用するといったことが可能になる。さまざまな規則を適用させるために複雑化してきたVCLを複数のシンプルなVCLファイルに分けて管理・運用するといったことが可能。
- HTTP/2を実験的にサポート(2017年3月に予定されている次期メジャーアップグレードで正式サポート予定)。HTTP/1→2アップグレード機能などもサポート。
- これまで数年にわたってVSLPの名前で提供されてきたVMODの機能を追加。
- これまでhit-for-passとして機能していた部分をhit-for-missへ変更。
- 新しいパラメータban_lurker_holdoffを追加。
Varnish Cacheでは設定ファイルをコンパイルしてバイナリとして利用するほか、動作時におけるディスクI/Oの発生の徹底的に排除し、カーネルの提供する機能をフルに活用してアプリケーション側で重複する処理を行わないなど、高速化を追求している。こうしたことから、高い性能が必要とされるWebサーバで活用されている。
