NECは9月12日、企業や官公庁の基幹業務を支えるプラットフォーム製品群の強化として、エンタープライズサーバ「NX7700xシリーズ」の新製品5機種と、業務アプリケーション分析基盤「SystemDirector Enterprise」の機能強化を実施し、販売を開始した。

今回リリースされた「NX7700xシリーズ」は、ラックモデル「NX7700x/A4012M-4, A4012L-2, A4012L-1, A4010M-4」と高拡張性モデル「NX7700x/A4080H-16」。いずれも、インテル Xeon プロセッサー E7 v4ファミリーを採用している。

左から、「NX7700x/A4012M-4」「NX7700x/A4080H-16」

「A4012M-4」は4CPU搭載可能な高可用モデル、「A4012L-2」「A4012L-1」は2CPU/1CPU専用ながら増設メモリの拡張性を確保したモデル、「A4010M-4」はコストパフォーマンスに優れたモデルとなっている。

「NX7700x/A4080H-16」は、CPUを最大16個(最大384コア)、メモリ容量を従来機種の2倍となる最大24TBまで拡張可能。複数のCPU同士を接続するクロスバーファブリックを強化し、ブレード1枚あたりのクロスバー帯域を拡大することでブレード間の通信を高速化している。

価格は、「A4012M-4」が327万5000円から、「A4012L-2」が 358万9000円から、「A4012L-1」が301万7000円から、「A4010M-4」が168万4000円から、「A4080H-16」が3301万3100円から。

一方、SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」は、ソースコードやシステム稼働情報などを分析し、業務アプリケーション資産の棚卸しや可視化を支援する製品。今回、ACOS-4/COBOLプログラムに加え、COBOL/Sプログラムを中心とした業務アプリケーション資産の分析もサポートするようになった。価格は25万円から(業務アプリケーション数1000本のシステムに対し、基本機能を3カ月する場合の利用料、税別)。