東京商工リサーチは8月8日、倒産企業の社長の誕生日から星座を割り出し、人数や件数などを統計としてまとめた結果を公開した。

同調査は、同社が保有する国内最大級の企業データベースから、2000年1月1日~2016年5月20日に倒産(負債額1000万円以上)した企業で、社長の生年月日が判明した11万6505件を分析したもの。

倒産した11万6505件のうち、社長の星座で最も多かったのは「みずがめ座」で1万1220人(構成比9.6%)だった。これに、「うお座」(1万1039人、同9.4%)、「やぎ座」(1万868人、同9.3%)と続く。「みずがめ座」「うお座」「やぎ座」の3星座はそれぞれ1万人を超え、12星座の約3割(同28.4%)を占めた。

一方、最少は「ふたご座」で8576人(同7.3%)だった。次いで、「おうし座」が8900人(同7.6%)で、この2星座は8000人台にとどまった。

倒産した企業の社長の星座 資料:東京商工リサーチ

また、倒産した社長の誕生日は最多が1月1日で1156人だった。これに、1月2日(817人)、1月3日(547人)が続いており、正月3が日の誕生日が上位3位を独占した。さらに、上位10位までに1月は6日入っており、同社は「正月生まれの社長は経営に細心の注意と大胆な施策が必要かもしれない」としている。

一方、最少の誕生日はうるう年の2月29日で37人だった。2月29日を除いた実質の最少は12月31日の110人だった。これに12月29日の156人が続く。下位10位に12月が7日入り、1月と対照的な結果となった。

さらに、設立から倒産までの期間についても分析が行われている。倒産期間が最長なのは「やぎ座」(26.9年)、以降、「いて座」(26.8年)、「みずがめ座」(26.7年)の順となっている。一方、倒産期間が最短は、「ふたご座」と「かに座」がともに25.8年で、最長の「やぎ座」と比べると1.1年の差が出た。

星座別倒産期間 資料:東京商工リサーチ

同社は、「倒産した社長の星座は『みずがめ座』『うお座』『やぎ座』が多く、偏りが見られた。この3星座は倒産までの期間も長く、倒産時の平均年齢も高いことから、"粘り強さ"や"我慢強さ"も見て取れる。一方、倒産までの期間が短く、倒産時の年齢も低かった『ふたご座』『かに座』は"あきらめが早い"と言えるかもしれない」とコメントしている。