KDDIは8月4日、「KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)」において、ソフトウエアで仮想環境のサーバ・ストレージを単一ハードウエアに統合する技術「HCI(Hyper-Converged Infrastructure)」を用いた「HCIオプション」の提供を10月3日より開始すると発表した。

また、初期費用と月額料無料で、KCPSの仮想サーバとTELEHOUSEに設置した顧客指定機器を接続できる新たなメニュー「データセンターコネクト」の提供を8月24日より開始する。

「KDDI クラウドプラットフォームサービス」のデータセンターコネクト

HCIは、基幹システムをクラウド化できるパフォーマンス性能を有し、プライベートクラウドとしての利用に適しているサービス。HCIの機器は、Nutanixのソフトウエアを組み込んだデルのハードウエアを、KDDIのデータセンターである国内のTELEHOUSEに設置して提供される。

HCIオプションは「データセンターコネクト」との連携により、システムのクラウド化に必要な設計を行えるだけでなく、HCI機器を月額料で利用可能なため、導入時の初期投資を抑えられるという。

HCIオプションの提供価格は、基本パックの初期費用が220万円、月額料金が98万円。追加ノードは1ノードあたり初期費用が40万円、月額料金が30万円。最低利用期間は1年となる。申し込みは9月26日から受け付ける。