日本ユニシスとフライヤーは6日、企業向けにビジネス書や教養書を中心に1冊あたり10分で読み切れる分量で配信する本の要約提供サービス 「flierエンタープライズ」を開始した。
flierエンタープライズは、ビジネスパースン向けにビジネス書や教養書を中心とした毎月20冊から30冊の本の要約を配信する法人向けのサービス。1冊あたり10分ほどで読み切れる分量であるため、どこでも手軽にビジネスに直結する知識や深い教養を"要約"を通じて、広く身に付けられる。
要約の提供のほか、社内SNS機能や経営陣からの推薦図書、社内で読書を促す記事の配信機能など企業が使えるエンタープライズ機能も搭載される。また、要約で気に入った本は「honto.jp」で購入でき、flierエンタープライズ会員は割引クーポンの利用も可能になる。
海外では本の要約を仕事に活かす習慣が根付いており、ユーザー数が1,000万人を超えるサービスもあることや、日本でもおよそ200万人の潜在ユーザーが存在しているとサービスローンチの経緯も発表している。フライヤーでは、企業向け機能の開発に、flierを利用する大手金融機関やメーカーなど多くのビジネスパーソンの協力のもと、先行して検証を行ってきたという。
両社は、「flierエンタープライズの提供を通じて、日本においてビジネスパーソンが本から得られる叡智を仕事に活用できるプラットフォームを築いていきます。」と日本初になるという法人に特化した要約サービスへの意気込みを述べている。