5月末に掲載した「【連載】3Dペンでカレー沢薫さんを「立体化」してみた」内で作った、「カレー沢薫さん"3D"ロゼット」。カレー沢薫さんの自画像を3Dペンで「立体化」し、それをロゼットにあしらい、基板を仕込んでLED発光させた逸品です。
こちらを抽選で読者の中から1名にプレゼントすると告知したところ、何と100件以上の応募が! 編集部の予想を超える応募に対して厳正なる抽選を行った(付箋紙にTwitterIDを書いたくじを箱に入れて振ってから引いた)結果、当選された「せとちゃん」さんに、当選の喜びや実際手に取ってみた感想を聞いてみました!
――最初に、差し支えない範囲でプロフィールを教えてください。
せとちゃんといいます。カレー沢ファンの女性です。
『クレムリン』の主人公・却津山が、神社でまっ黒のおみくじを引いたシーンからのファンです。
――ロゼットのキャンペーンに応募したきっかけは?
カレー沢先生のTwitterで知りました。「ロゼットが当たるうえに光る」というので……。
それからは「ロゼットをめぐって相撲とる」「当選者の尻にロウソクを入れる」などの呟きを連投し、威嚇していました。敵を監視し、締切後しばらくは、誰かが当選報告していないかも検索しました。そんなピリピリした姿を天は見ていたのだと思います。
カレー沢ロゼットを巡ってさっそく戦争だニャ(相撲)
— せとちゃん (@kanunyanya) 2016年5月30日
カレー沢ロゼット応募が100RT超えたってよクソが。てめぇら全員かかってこいや。
— せとちゃん (@kanunyanya) 2016年5月31日
カレー沢ロゼットが当たったやつのケツにロウソクを挿しに行くお仕事
— せとちゃん (@kanunyanya) 2016年6月10日
――ロゼットの制作記事についてはお読みいただけましたか?感想あれば教えてください。
最初の制作記事が出たときに、「これ読者プレゼントにならないかな?」と期待していました。
「3Dペンで毛のオブジェを作る」という企画の難解さに理解が追いつかず、お恥ずかしいかぎりですが、細かい作業が積み重ねられてとても素晴らしいと思いました。器用な人でも製作に苦戦しているところを見て、「もし仕事でこれを作れと言われたら地獄だな」と思いました。
――ロゼットはどうやって身につけよう・あるいは使おうと思っていますか?
自宅に手ごろな植物がありまして、それに飾って写真を取りたいと前々からイメージしていました。
普通の使い道だと『クレムリン』の関羽ちゃんTシャツを持っていますので、それに合わせようかと。あとはやはり、光るとあれば暗闇に映えると思いますので、秋にはお月見のお供、冬にはクリスマスツリーの飾りとしても良いのではないかと思います。
――実物を見た第一印象は?
手作りのぬくもりが伝わり、感動しました。毛の円がひとつひとつ微妙に違う形で積み重ねられて、カレー沢先生の自画像に近づけようとした丁寧さがわかります。特に、ハミ毛の飛び出し方の細かさに感心しました。
リボン部分は思ったよりソフトです。ボリュームがありながらフニフニしているので、触ってて気持ち良いです。
――同居のご家族の方の反応はどうでしたか?
家族に実物を見せたところ、まず「モンブラン?」と言われました。
「ヒマワリのなかにまっくろくろすけがいる」、「口のあたりがヒツジ」など、とてもファンタジーに例えていました。家族ともどもロゼットを楽しく拝見しました。
――光るボタンを押してみた感想は?
ボタンを押すために裏を返すと、むき出しの基板に苦労の跡が見え、胸が熱くなりました。これでもかというほど繊細で頼りないスイッチは、見る者の涙を誘うでしょう。
押してみた感想は「思ったより光る」。そして、光ったら何のオブジェなのか一層わからなくなるところが哲学的で良いと思いました。
――次は3Dペンでこれを作ってほしい!というものはありますか?
やはり、カレー沢先生のキャラクターでしょうか。自画像繋がりでいえば、カレー沢先生が怒りに満ちたときの姿(武装&ムキムキ)もいいですね。全身は難しいので顔だけとか。
個人的には寿司グッズが好きなので、イクラの軍艦巻きを作ってほしいです。シャリとイクラの表現の違いなど、奥深いものがあるのではないでしょうか。
――最後に、当選の喜びをお聞かせください。
本当に欲しかったのでものすごく嬉しいです。いつも目に入る、目立つところに飾っておこうと思います。
春夏秋冬を共に過ごし、その様子を写真に収めてTwitterにもアップしていきたいと思います。ありがとうございました!