Microsoftは6月6日(米国時間)、「Microsoft announces major commitment to Apache Spark|SQL Server Blog」において、、Apache Sparkをサポートしたさまざまなプロダクトおよびサービスを公開するとともに、今後の公開予定を発表した。Microsoftはビッグデータ分野においてApache Sparkを重要なプラットフォームととらえており、さまざまなプロダクトやサービスでApache Sparkのサポートを進めている。
発表された主な内容は次のとおり。
- 「Microsoft Azure - Apache Spark for Azure HDInsight」の一般公開を開始。HortonworksからApache Sparkサービスを完全に制御することが可能に。
- 「Microsoft Azure - R Server for HDInsight」を今夏一般公開予定。ビッグデータプラットフォームをオンプレミスからクラウドへ数回のクリックで移行可能に。
- 「Microsoft R Server」において今夏Apache Sparkをサポート。数千のApache Sparkノードが利用できるようになることで処理対象のデータを1000倍規模へ拡大、処理速度を100倍高速化。
- 「Microsoft R Client」を一般公開開始。
- 「Power BI for Spark」を一般公開開始。
Apache Sparkは2014年にApache Software Foundationからインキュベータを卒業してトップレベルプロジェクトとして認定された。同年、初のメジャーリリースバージョンとなる「Apache Spark 1.0」が公開されている。以降、Apacheプロジェクトではビッグデータ処理関連のプロジェクトの活動が活発に続いている。