オージス総研は5月27日、これからIoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)を始める企業向けに、構築・運用・クラウド利用料をまとめた「IoTかんたんパック」の提供を開始した。

IoTかんたんパックの構成イメージ

新サービスは、IoTを始める際に必要なデータの収集・蓄積・分析・可視化までを含めたサーバ環境を提供するもの。瞬時に拡張・縮小が可能なAWS(アマゾンウェブサービス)上に用意するため、まずは機器からデータを収集してビジネスに生かせるかを検討するプロトタイピング環境として利用開始でき、小規模、大規模とビジネス規模に応じて拡大が可能としている。

定期的なバックアップや障害時のリストア対応などの運用を含め、月額固定料金で提供するという。同社は大阪ガスのグループ企業であり、同サービスにおいて25年以上にわたり大阪ガスのIoTシステムに取り組んできたノウハウおよびAWSの利用により、手軽に最適なIoT環境を提供するとしている。

また、同社はどのようなサービスを提供するか悩んでいる企業が多いことを受けて、サービス・デザイン思考のコンサルティング・サービスを提供している。この手法により価値があるアイデアを発想し、またビジネス・モデルの検討でIoTかんたんパックを利用して、システムも合わせた検証を支援するという。