NECネッツエスアイ(以下、NESIC)は、ミャンマー連邦共和国(ミャンマー)において、同国におけるICTインフラ事業拡大のための現地法人「ICT Star Group Myanmar Co.,Ltd.」を現地企業との合弁により設立することに合意、4月22日に仮登記証を受領し、4月25日より実質的に業務を開始したと発表した。

ミャンマーは、2010年の民政化移行以降、長く続いた先進諸国の経済制裁が緩和され、今後の高い経済成長が期待されており、通信インフラをはじめ、そのための社会インフラの整備が急がれているという。

NESICでは、この需要に対応するため、2015年4月にヤンゴンにタイ法人の支店を開設、携帯電話基地局設置や、太陽光発電設備設置などのICTインフラ整備に貢献しているが、今後も日本政府によるODA活用も含めた幅広い公共関連の投資拡大が期待できることから、現地企業との合弁会社設立により、さらに現地化を促進する。

正式な設立(登記完了)には、1ヶ月程度かかる見込みだが、NESICが新会社の株式を46%保有し、Technology & Magical Trading Co., Ltd.(TM社)35%、GUSTO Technology Limited(GUSTO社)が19%保有する予定になっている。

TM社は通信機材の輸入販売、通信キャリア・ネットワーク設計・構築を行っており、技術者の供給、および機器の輸入・調達に関し、強みを持っている。また、GUSTO社はIT関係の教育を手掛けており、社員の教育とともに、顧客における運用技術者教育に力を発揮する。

NESICは、今回設立する現地法人を活かして、よりミャンマーに根付いた事業展開を図ることにより、ICTインフラ事業を拡大するとともに、同国の発展に貢献していく。