NECは4月14日、ニチイ学館に医療機関向けのICTを活用したソリューションの提供を開始した。第一弾として、NECはタブレット端末を用いて通訳センターとビデオ通話で接続し、リアルタイムでの通訳を行う「クラウド型ビデオ通訳サービス」をニチイに提供する。

クラウド型ビデオ通訳サービスの主な特徴として、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5カ国語に対応したリアルタイム通訳サービスを24時間365日利用可能なほか、NECが独自開発した映像・音声データのネットワーク配信技術を活用し、ビデオ通話システムにより、音声・映像の遅延なくビデオ通話環境を提供する。

また、クラウド型でのサービス提供により専用のシステム構築が不要なため、システム運用コストを大幅に低減するとともに、専任の通訳者の配備も不要となり、タブレット端末に専用のアプリケーションをインストールするだけで利用することができるという。

ニチイでは、全国約1万件の自社契約医療機関や新規の医療機関に同サービスを提供することで、外国語でのスムーズな対応をサポートするとしている。