日本IBMは3月25日、住信SBIネット銀行が保有するアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)の開放において、API管理・運用ソフトウェア「IBM API Connect」とゲートウェイ・アプライアンス製品「IBM DataPower Gateway」で効率的なAPIの管理・運用と強固なセキュリティーを実現したと発表した。
今回のAPI開放により、同行は金融とテクノロジーを組み合わせて新たな金融サービスを実現する「FinTech(フィンテック)」に注力するベンチャー企業などが銀行のデータを活用しやすい環境を整えることが可能となる。
同行がAPIを開放することで、アプリ開発者はこのAPI群を活用して残高照会、入出金明細照会、口座情報照会といった同行のデータを連携させたアプリを円滑かつ迅速に開発することができる。また、同行は「IBM API Connect」および「IBM DataPower Gateway」を活用することで、セキュアかつ容易にAPIを作成、公開、運用、分析するとともに、開放したAPIの適切な管理が可能となるという。
今後、同行は開放したAPIの活用を促進し、顧客の利便性をさらに向上するサービスを提供することを目指すとしている。