3月21日(現地時間)、MicrosoftはLIS(Linux Integration Services)バージョン4.1を公開したことを公式ブログで発表した。既にダウンロードも可能。
同社は以前から、Hyper-Vの仮想マシン用OS(ゲストOS)としてLinuxをインストールする際、仮想マシンの能力を引き出すためのアドオンとしてLISをリリースしてきた。対象はRed Hat Enterprise Linuxを始めとするLinuxディストリビューション。以下に列挙する。
- Red Hat Enterprise Linux 5.2~5.11 32ビット/32ビットPAE/64ビット
- Red Hat Enterprise Linux 6.0~6.7 32ビット/64ビット
- Red Hat Enterprise Linux 7.0~7.2 64ビット
- CentOS 5.2~5.11 32ビット/32ビットPAE/64ビット
- CentOS 6.0~6.7 32ビット/64ビット
- CentOS 7.0~7.2 64ビット
- Oracle Linux 6.4~6.7 Red Hat Compatible Kernel 32ビット/64ビット
- Oracle Linux 7.0~7.2 Red Hat Compatible Kernel 64ビット
LIS バージョン4.1はバグフィックスやパフォーマンスの向上、以下に列挙する新機能が含まれている。
- Red Hat Enterprise Linux 5.2/ 5.3/5.4/7.2にインストール可能
- CentOS 5.2/5.3/5.4/7.2にインストール可能
- Oracle Linux 7.2 Red Hat Compatible Kernelにインストール可能
- Hyper-Vソケット(Windows Server Technical Preview上でサポート)
- メモリーホットアド(Windows Server Technical Preview上でサポート)
- SCSI WNN
- lsvmbus
- アンインストール用スクリプト
LISのソースはGitHubから入手可能。MicrosoftのJosh Poulson氏は、TecNetの記事もバージョン4.1に合わせて加筆したことを明らかにしている。
阿久津良和(Cactus)