ヤマザキマザックは2月25日、三重県いなべ市に新工場「いなべ製作所」を建設すると発表した。2016年度中に建設着工、今後3-4年かけて段階的に稼働させ、同県桑名市にあるヤマザキマザック精工から生産機能を移管する。2019年度中の全面稼働を予定しており、総投資額は約200億円を見込んでいる。
新工場は現工場の約2倍の延床面積となる予定で、航空機産業などで需要が増加している大型工作機械を生産する。また、物流の最適化、IoTを活用したスマートファクトリー化と自動化で生産性を5割向上させるとしている。
同社は「iSMART Factory」として工場のスマート化を推進しており、愛知県の大口工場と米国工場で先行して取り組みを進めている。新しく建設する「いなべ製作所」はiSMART Factory化の集大成となるという。