富士重工業(スバル)は1月26日、日本国内で販売したスバル車の人身事故件数を調査したところ、運転支援システム「アイサイト」搭載車は非搭載車に対し約6割少ないことがわかったと発表した。
今回の調査結果は同社が交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータをもとに算出したもので、2010年度~2014年度に国内で販売したスバル車のうちアイサイト搭載可能モデル(搭載車24万6139台、非搭載車4万8085台)の人身事故件数を発生状況毎に分類した。その結果、アイサイト搭載車は非搭載車に対し、1万台当たりの件数で車両同士の追突事故では約8割減、対歩行者では約5割減、調査対象全体で約6割減であることが判明した。
同社は「アイサイト搭載車は国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施する予防安全性能アセスメントにおいて、すべての車種が最高ランクであるJNCAP『先進安全車プラス(ASV+』」を獲得しており、今回の調査結果はその高い評価を裏付けるものとなっております。」とし、今後も同調査を継続して実施していく予定だとしている。