何を始めても長続きしないという人は、「なぜ三日坊主になるのか」を考えたことはあるだろうか?
もちろんあるにはあるだろう。しかし、「飽きっぽいから」「意志が弱いんだよね」などという言葉で片付けてしまってはもったいない。
おそらく、手を打つことはできる。The Next Webの記事「The Complete Guide to Never Quitting Anything Again」では、誰にでも始められる対策を紹介している。
まずは止める(挫折してしまう)理由を考えてみよう。記事によると、以下の5つに分類されるという。
時間が足りない
資金が足りない
怖くなった
真剣ではなかった
興味・関心がなくなった
2、4、5に当てはまるという場合、無理して長続きさせる必要はないのかもしれない。だが、1と3なら、続かないのは残念だ。ではどのようにやるべきことを回せるようになるのか? 次のようなステップを記事では伝えている。
大きな目標を持つ
もちろん「目標は持っている」と言うはずだ。
しかし、ここで言う目標は「大きな目標」であり、「その分岐点の前後では別の人間になっている」ようなものが良いという。中でも、外部の人を巻き込むような目標は良いとのこと。例えば「料理を習う」ことをするのであれば、「友達や家族を喜ばせる」だけではなく、「ヘルシーで幸せな生活につなげる」と考えると良いそうだ。
成し遂げた人が周囲にいる
"今度こそ"という思いで始めた英会話でも、もしあなたが50代であれば、学生や20代ばかりに囲まれて英語を勉強すると、「若い人は吸収力が早いから」と引け目を感じることもあるかもしれない。
しかし、50代で英会話を頑張っている人は必ずいるはず。あなたが目標達成のために付き合うべきは、この人たちだ。
成長マインドセットを作る
これは大きなポイントだ。調査によると、成長マインドセットを持った人はマインドセットが固定された人と比べると、人間関係が良く、仕事などでより高いレベルに達している可能性が高い。
理由は、「課題に一貫性を持って対応できる」ことだという。成長マインドセットとは、「挑戦を恐れない人」「失敗を致命的と見ずに成長や変化のチャンスと考える」ことだそうで、これを体に染み込ませていきたいものだ。
To Doリストよりもスケジュール重視
使い方によると思うが、To-Doリストはあまり役に立たないという。
というのも、どれほどの時間を要するのか考慮していないし、優先順位も考慮していない。さらには、ストレス増につながっているという調査もあるそうだ。
そこで提案するのが「スケジュール」だ。カレンダーを使って、重要度の高いものと時間をスケジュールしよう。カレンダーを使うメリットとして、重要なものを組み込むことができ、自分の自由な時間を見通すことができるほか、15分程度の"バッファ"を設けることができる点などを挙げている。
語学学習だったら、毎朝20分組み込めば良い。スケジュールに登録すれば、今の時代、スマホが時間になると知らせてくれるはずだ。これならTo-Doリストに「英語」と組み込むよりも、はるかに効果的だろう。
利害関係、あるいはペナルティを
続かない理由には、「(タスクを)止めてしまっても何も変わらない」という理由がある。もし達成できなかったら「◯◯する」といったペナルティのようなものがあれば、少なくともモチベーションは上がりそうだ。一方でインセンティブとして「3キロ減量に成功したら、ジム用のウェアを新調する」という目標を自分で設定しても良いだろう。
あるいはアプリを使う手もある。モチベーション維持のためのアプリはいくつもある。記事では、もし失敗したら慈善団体に寄付するという「StickK」を紹介している。あるいは、Facebookで仲間に宣言するのもよいかもしれない。人の目があると、継続する可能性は高くなるからだ。
いかがだろうか? 今度こそ続きそうな気がしてきたというなら、今日から始めてみよう。