Mentor Graphicsは、GLOBALFOUNDRIES(GF)とGFの「22FDXプラットフォームリファレンスフロー」におけるMentorの「RealTime Designer RTL物理合成ソリューション」、「Olympus-SoC配置配線システム」といったRTL to GDSプラットフォームの認証に向けた協業を進めていること、ならびにPDK(プロセスデザインキット)の開発を進めていることを発表した。

RealTime Designerは、22FDXにおいては、UPF(Unified Power Format)ベースのマルチVDDサポート、マルチVt最適化、リーク/ダイナミックパワー解析および最適化に加え、独自のRTLレベルフロアプランニング技術でQoRとランタイムの改善を提供する。一方のOlympus-SoCは、先端技術で発生する性能やキャパシティ、Time-to-Market、パワー、バラつきの課題の包括的な解決を提供するという。また、22FDX向けの機能として、ローパワー設計のためのマルチVDDフロー、コンカレントMCMM(マルチコーナーマルチモード)タイミング/パワー最適化、フォワードバイアス/リバースバイアス対応、ノイズ削減のためのパワーメッシュDCAPセル挿入がサポートされている。

また、PDKは、22FDX向けにMentorのCalibreプラットフォームが提供する、DRC(デザインルールチェック)、LVS(レイアウト対回路図比較検証)、メタルフィルなどの各種ソリューションをサポートし、22FDX技術を適用して製造するデザインのパワーや性能、リークを管理し、最適化を図ることを可能とするもの。リリースの際には、GF独自のDFM機能が含まれる予定だという。

なお両社は、MentorのCalibre xACTおよびCalibre PERCの先端抽出、信頼性検証サインオフ機能のサポートでも協力を進めているとしている。