日本電気(以下、NEC)とNECプラットフォームズは11月5日、コンテンツ作成が容易で、テレビやモニタと接続するだけでデジタルサイネージの導入が可能な「らくらくTVサイネージ」の提供を開始する。

「らくらくTVサイネージ」は、ディスプレイへのコンテンツ出力機能に加え、すぐに利用できるデザインのテンプレートや文字装飾が可能なスタンプにより、手軽にコンテンツを作成できる専用ソフトウェアを標準搭載したデジタルサイネージ端末。ユーザーは、同製品とPCを接続し画像の追加や商品価格情報等を入力するだけで、店舗や施設における告知や案内を行うデジタルサイネージを容易に導入することができる。

「らくらくTVサイネージ」商品イメージ

「らくらくTVサイネージでのコンテンツ作成画面」イメージ

また、専用のディスプレイを購入することなく、ユーザーが保有するHDMI端子搭載の既存テレビ・液晶モニタなどへコンテンツを出力することが可能。Wi-Fiに対応するため、PCからのLANケーブルなどを気にすることなく自由に設置できるほか、離れた場所からのコンテンツ配信も実現した。さらに、最大20台まで配信でき、複数ディスプレイへ一括配信するデジタルサイネージシステムを構築することも可能だ。

同製品は、11月中旬を目処に出荷され、価格は5万9,800円(税別)を予定する。

利用イメージ「飲食店などのメニュー価格表示」

利用イメージ「公共の建物などの情報案内表示」