Amazon.co.jpは、同サイトの「おもちゃ&ホビーストア」に、フィギュア造形作家「BOME」氏の特集ページを開設した。これにともない、同氏が所属する海洋堂がAmazonマーケットプレイスに出品し、『BOME EDITION 限定生産第1弾 新劇場版「新世紀エヴァンゲリオン-破-」式波・アスカ・ラングレー・テストタイプ プラグスーツ』を同ページ内にて販売する。販売開始は9月10日の正午。価格は86万4,000円(送料別)。
Amazon.co.jpの同特集ページでは、30年にわたる造形作家としての活動によって「美少女フィギュア」というジャンルを確立させ、国際的に活躍するBOME(ボーメ)氏が原型制作を手掛けたフィギュア約30点が紹介されている。
今回、Amazonマーケットプレイスにて海洋堂が販売する『BOME EDITION 限定生産第1弾 新劇場版「新世紀エヴァンゲリオン-破-」式波・アスカ・ラングレー・テストタイプ プラグスーツ』は、原型製作、パーツ整形、塗装までをBOME氏がひとりで行った、「レプリカではない本物」のBOME作品。作業工程の非効率さやBOME氏の人件費などから逆算した結果、「1体 86万4,000円」という価格設定になったということだ。
なお、BOME氏は、模型業界では造形物の精巧さや造形センスで世界屈指の水準を誇る、「海洋堂」所属の造形作家。ガレージキットの創世記より造形スタッフとして活躍。80年代、矛盾の多いアニメ絵(2D)の美少女キャラを、元絵のイメージや魅力を損なわずに立体(3D)化するノウハウを構築し、美少女フィギュアというジャンルを確立させた。また「塗装」のテクニックを多数発明し、フィギュアを普及させた立役者としても知られる。1998年にニューヨ ークのアートギャラリー「フィーチャー・インク」にて個人フィギュア作品展を実現。2001年にはカルティエ現代美術財団(パリ)の企画展「un art populaire」にアーティストとして招聘されるなど、ホビー・フィギュア業界にとどまらずアートシーンにまで拡大している。